328 NOTES

おっさんの独り言

月に寄りそう乙女の作法 感想

つり乙シリーズのセットを買った。ということでまず1作目。

 

桜小路ルナ

スーパーヒロイン。ルナ√しかなくても満足できる。というよりプレーしててルナ以外を選びたくないという気持ちになる。

個別ルートは非常にドラマチック。正体を知られる前に朝日として結ばれるのもよいし、正体バレのシーンも熱い。フィリコレの演出もとても良かった。

他のルートに入っても優しさが沁みて申し訳ない気持ちになる。ユーシェルートではデザインコンペ後のシーン、瑞穂ルートでは謹慎中のシーンに特に心を打たれる。二人の関係を認め、厳しく非難しその上で悪者になってでも奮い立たせてくれたり、正体を知ってなおこれまでの働きぶりを認め励ましてくれる。お優しいルナ様、他の女にうつつを抜かした私をお許しください。

Hシーン割と飛ばす派だけど、ルナだけは日常シーンの延長的な感じで楽しめた。

 

ユルシュール=フルール=ジャンメール

個別ルートでは2番目に好き。

お嬢様言葉を使っている理由とか、それを直されて口調が途中から変わるのが面白かった。たどたどしい敬語が新鮮さと、甘えたがりな部分をより強調していてよかった。

ルナ様とは対になる存在。天才対努力(と言ってもルナ様の普段の努力も相当なものであるのだが)。ルナ様は朝日のために一人でも立ち向かおうとし、ユーシェは朝日がいなければ立ち上がることもできないほど弱くなる。

 

花之宮瑞穂

初めからぐいぐいきてあまり受け付けなかったのだけど個別ルートに入って納得。

欲を言えばフィリコレ後に衣遠とのやりとりを見たかった。

 

柳ヶ瀬湊

身近で朝日の正体を知っていて、昔から遊星が好きでかつそれを本人に知られているということで難しいキャラになってしまったなという印象。知らず知らずの内にサポートしてくれているサーシャの存在もあり半端な感じ。正直七愛をヒロインにしたほうが面白そう。

1人だけ服飾に関するレベルが違いすぎるので個別ルートはどうなるのだろうと思っていたら大分ハチャメチャしてた。お嬢様のイジメはレベルが違う。他3人とは異なり外部で問題が起こって外部で解決してしまうし、トントン拍子で話が進んで物足りなさが残った。そもそもこちらの視点からでは助けられている実感が余りなく、他のヒロインと仲良くすると釘を刺される系のシーンが目についたりして導入部分で感情移入しにくい。

湊の良さが一番出ていたのは瑞穂ルートなんじゃないかなと。服飾系のスキルも発揮するし、謹慎中の遊星を励ますシーンは良かった。まあ正体バラした後なんだけど。

 

大蔵衣遠

尋常じゃない当たりの強さとえげつないやり口で心を折りにくるんだけど、ここまでやられると逆に感心してしまう。一周回って好きなキャラ。エンディングで見せた熱い掌返しも笑って許せる。

遊星母について意味有りげな回想や発言もあり、現時点では謎の多い大蔵家について明かされていきそうだし、続編でどうなるか楽しみなキャラ。

 

山吹八千代

BADエンドでクソ笑った。