328 NOTES

おっさんの独り言

乙女理論とその周辺 -Ecole de Paris- 感想

シリーズ2作目。

 

続編ということでどこから続くのだろうと思ったらまさかのバッドエンドから。ところで衣遠と食事しているシーンの遊星は妙に色気あるよね。

 

ストーリーについてのざっくりとした感想は、大蔵家のお家騒動は昼ドラ的でりそなの学校生活と朝日のパリでの生活は少女漫画っぽいなと。メリルルートで大蔵家の秘密の一端を知り、りそなルートで根幹に触れ、その他はおまけという感じ。前作でルナ様大好きになってしまったので個人的にはこのぐらいの感じが丁度よかった。

 

前作と大きく変わった点といえば男性キャラの存在だろうか。序盤の朝日をヒロインとした少女漫画的展開は楽しかった。相手役は神出鬼没の黒スーツ駿我、憧れの人ジャン、パタンナーの大先輩ケス、そして鬼畜ブラコン衣遠。

 

メリル

前作でも色々やってるので、正体がバレた後のこういう反応もいいよね。

 

ブリュエット

個別ルートはディートリンデEND、衣遠&駿我ENDと同じく朝日飛び降りからの派生でそれにちょっとおまけという感じ。大蔵家とはあまり関わりが無いのでこの辺はしょうがないのかなと。そのかわり共通ルートは結構時間をかけていたし、この作品でそこまで遊星との恋愛要素を求めていないのでギャグ的な展開は個人的には良かった。めちゃくちゃ野暮なツッコミを入れると、自室でりそなと電話をするのにフランス語で話すのかという疑問はあるんだけどまあこれぐらいはいいかな。

 

りそな

朝日の正体を知る人間として、頼りになる相棒的な印象が強かった。前作の湊はそういうイベントあまり無かったし余計にね。

 

リリアーヌ

ああいう豹変をするのは駿我のほうかと思っていた。最初から胡散臭さ満点だったし、前作の湊ルートを経験し衣遠&駿我の妨害を乗り越えた後にこの程度の仕打ちはなんてことないのだ。しかしリリアーヌの過去は中々ヘヴィだった。

 

ジャン

前作では直接的に関わることが無かったので再会のシーンは不覚にもときめいた。

 

衣遠

当主の座に拘る理由が中々衝撃だった。昼ドラここに極まれり。

真面目なシーンで面白い所を出すのはちょっとズルい。

 

駿我

駿我ルートあってもいいんじゃない?と思うぐらいのいいキャラだったけど、衣遠を裏切ることがあり得ないのであのENDが限界か。衣遠よりヤベー奴なんじゃないかとちょっと期待していたがそんなことはなかった。

 

アンソニー

初登場シーンがあまりにもアレだったので捕まったらバッドエンドぐらいのことは想像していたのだけど予想を大きく裏切りただの愛すべきアホだった。

 

真星

マンチェスター送り=バッドエンドだと思っていたので自ら乗り込むという展開は驚いた。「恋人関係」「主従関係」みたいに「休む」「休まない」の選択肢が元はあったのだろうかと思わせる程休むことを勧めてくるのは笑った。

 

金子

こいつだけは遊星を認めることは無いんじゃないかと思っていたけど、まさかヤベー奴感を残したまま認められるとは。

 

ルナ様 with 桜屋敷メンバー

サブキャラだというのにルナ様の圧倒的存在感。再会のシーンは記憶を消してまた見たい。そして桜屋敷メンバーのキャラの濃さを実感。前作では湊と瑞穂の強引さが鬱陶しく思うこともあったが、最早懐かしさを覚える。